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潜水服は蝶の夢を見る
★★★★★byおたむ
 
涙を誘わない超感動作。こういうのって大好き。
 
butterfly1.jpg

原題☆LE SCAPHANDRE ET LE PAPILLON/THE DIVING BELL AND THE BUTTERFLY
製作☆2007年☆フランス/アメリカ
監督☆ジュリアン・シュナーベル
出演☆マチュー・アマルリック☆エマニュエル・セニエ☆マリ=ジョゼ・クローズ☆アンヌ・コンシニ☆パトリック・シェネ☆ニエル・アレストリュプ☆オラツ・ロペス・ヘルメンディア☆ジャン=ピエール・カッセル☆イザック・ド・バンコレ☆エマ・ドゥ・コーヌ☆マリナ・ハンズ☆マックス・フォン・シドー
 
物語☆昏睡(こんすい)状態から目覚めたものの、左目のまぶた以外を動かすことができないエル誌編集長ジャン=ドミニク・ボビー(マチュー・アマルリック)。意識ははっきりしているにもかかわらず言葉を発することができない彼に、言語療法士のアンリエット(マリ=ジョゼ・クローズ)はまばたきでコミュニケーションを取る方法を教える。
 
タイトルロールに流れるのは、海上に聳え立つ氷山が崩れ落ちるシーン。雄大で劇的な風景の後に、突然ぼやけた映像が広がり物語は始まる。次々にカメラを覗き込む人が現れ、それは主人公の視野だと気づく。主人公がベットから車椅子へと移り行動範囲が広がる時点で、主人公目線の画面は客観的な映像へと変わる。更にその後の彼が「想像と記憶は無限」と語る場面では、自然や世界の風景や舞い踊る蝶が映し出される。
と、本作の映像は個性的で素晴らしい!!かなりのツボであるwwカメラワークの切り替わりや想像世界を思わせる映像の挿入は、受け手に新鮮な驚きと、主人公が語りたい的確なイメージを与えてくれる。音楽もとっても効果的。これらによってドラマチックな印象が格段に強くなっているのではないかしら。
 
さて、“脳梗塞で左目のまぶた以外の自由が効かなくなってしまった男の実話”なんて、聞くだけでも暗い気分になりそうだけど、本作は不幸な主人公への同情を安易に扇情しようとしていない。なので泣けない。なのに感動する。これがまたツボwwww
 
突然の悲劇に襲われて、当然のことながら絶望するジャン=ドミニク・ボビー。しかし彼は本を書くことを決意する。彼の言葉を書き止める助手のクロードと二人三脚で、一文字ずつを瞬きで伝達すると言う気の遠くなる作業を通して、彼の物語は綴られる。
業者が病院の彼の部屋にスピーカーホンを取り付けに来る件、話すことが出来ないジャン=ドミニクを見て業者は「無言電話でもする気じゃないのか」とニヤつく。デリカシーの無い冗談に目くじらを立てる言語療法士を尻目に、ジャン=ドミニクの心の声は大きな笑い声を立てる。横で憤慨している彼女に対して「君は冗談が通じない」とのコメント。
悲劇の頂点にいながらも、ユーモアがあれば何事だって笑い飛ばす事が出来ると言う、あまりにも素敵な光景。このエピソードのように、ジャン=ドミニクはユーモアに溢れているの。フランス人独特の気質なのか、彼固有のそれなのかは分からないけどね。彼の事を精神的に強いとか、ポジティブな考え方が素晴らしいとか、そういうのでもない。苦しみを乗り越える的なそんな高尚な事じゃなくて、体の殆ど全機能を失ってもなお生きることを楽しめている彼が、心底格好イイな、と。人間の持つ最高の能力はユーモアなのかも。
 
キャーこの前観て最高良かった『愛されるために、ここにいる』のパトリック・シェネとアンヌ・コンシニが二人揃って出ているなんて~~(*≧ω≦*)やほーい♪
アンヌ・コンシニが演じる執筆助手クロードは重要な役どころ。
BUTTERFLY.jpg
ちょっとヤツレタ感が(・ω・;)相変わらずの優しくて芯のある眼差しが好きだわ(*'ω'*)

主役のマチュー・アマルリックは最高。左目の動きだけで、あれほど雄弁に訴えかけてくるとは。素晴らしいwwドレビアァンッ(≧ω≦)!!!
ところで彼、目元が中居くんと似てない?特に若い頃の写真が。気のせい??
2.jpg nakaim.jpg

エンドロールは、タイトルロールに現れた崩れる氷山の逆回し映像。不思議な違和感を持って見つめていると、本当、人間の持つ想像力って無限だよねーとか思ってみたり。


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02/21 23:34 | MOOOVIES | CM:2 | TB:13
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