★★★☆☆byおたむ
へぇ〜こんなのも撮っちゃうんだ。意外かも。

原題☆NI POUR, NI CONTRE (BIEN AU CONTRAIRE)/NOT FOR OR AGAINST/PERSONNE N'EST COMME TOUT LE MONDE
製作☆2003年☆フランス
監督☆セドリック・クラピッシュ
出演☆マリー・ジラン☆ヴァンサン・エルバズ☆シモン・アブカリアン☆ジヌディーヌ・スアレム☆ナターシャ・リンディンガー
物語☆どこにでもいる26歳の女の子が、ある日強盗団に遭遇したことから、強盗に興味を持ち始め、自身も強盗団の仲間入りをしてしまう。その彼女が魅せるフランス版「オーシャンズ12」
↑ってこのフランス版「オーシャンズ12」って微妙(・ω・;)強盗団て共通点はあるけど、オーシャンズにしてはかなり毒効き過ぎだ(・ω・;)だって・・・物語の終わりではメンバー数が激減ですから(・ω・;)
スタイリッシュなブラックコメディとして描かれる強盗団は、とにかく気分爽快!ルパンのノリだね。強盗が犯罪であることは周知の事実だが、彼らのクールな仕事振りとoffでのお茶目なハジけ振りを見ていると、何とも魅力的な集団に思えてしまう。
ひょんなことから彼らの一味に加わることになったマリー。田舎からパリへ出て来て冴えない生活を送っていた彼女にとって、彼らの存在はお金を得る為の手段としてよりも、仲間を得た安心感の方が大きかった。
強盗団のハチャメチャ振りを面白可笑しく描いて終了、かと思いきや、後半とんでもない方向へ転調してしまう。
マリーは楽に収入を得る手段を知ってしまったばかりに、普通の生活には戻れなくなる。“お金”という魔力に取り付かれて行く過程が鮮明に描かれ、それは観ていてゾッとするほどだ。
どんな状況に陥っても仲間を優先する男達と、最後までお金に執着する彼女が対照的に描かれていたのが興味深い。お、女って・・・・(・ω・;)(・ω・;)
マリー・ジランが垢抜けない普通の女の子を好演。

でもね、女優さんですもの、本当はもちろん綺麗なんだよなー。と納得してしまう、コチラは娼婦に化けた彼女。

この変わり様!(☆ω☆)ビックリ!!(☆ω☆)
そして何と言ってもラストは衝撃的。結局一人勝ちした彼女が、成功したことより孤独を噛み締めるかのような苦い表情を浮かべ、突然カメラに視線を移す。観客は視線が合ったことでドキリとさせられるのだが、そこで物語はプツリと終了する。まるでクラピッシュ監督に何かを問われている気分。
同監督の色調から見て、後半骨肉の争いに発展してしまうのはかなり意外だったけど、“らしくない”物語の割りにはインパクトあったなぁー。