
『行きずりの街』by志水 辰夫
女生徒との恋愛がスキャンダルとなり、都内の名門校を追放された元教師。退職後、郷里で塾講師をしていた彼は、失踪した教え子を捜しに、再び東京へ足を踏み入れた。そこで彼は失踪に自分を追放した学園が関係しているという、意外な事実を知った。十数年前の悪夢が蘇る。過去を清算すべき時が来たことを悟った男は、孤独な闘いに挑んでいった…。日本冒険小説協会大賞受賞作。
☆☆☆☆☆byおたむ
おたむ的にはハズレだった(・ω・;)
帯に“このミステリーがすごい!第1位!売れてます!!”って書いてあったから勢いで買ってみたけど。
何だろねー、まず文章が生理的に合わない感じなの(・ω・;)
全くの個人的見解ですが。
特に後半、状況説明の中で織り交ぜて表される主人公の心理描写がウザイ。
しつこいくらい文章が肉付けされてる感じで、そのせいで臨場感や緊張感が半減してる気がする。
映像に例えると、一発殴られるごとにスローモーションになって殴られてる主人公の心の声がナレーションで流れる、みたいのが永遠に続くわけ。
ずっとそんな調子だからメリハリもなくなってるし。
無駄に思わせぶりな文章で、かなりウンザリ(+ω+;)
主人公は中年の塾教師。昔、私立高校教師だった彼は、教え子と恋に落ち、彼女の卒業を待って二人は結婚したが、在学中の恋愛関係が高校側で問題となり、職を失い、妻も失ってしまう。
教師時代の彼は、“将来を嘱望されていて生徒からも慕われる立派な教師”という設定なんだけど、彼の言動からそういう雰囲気を全く感じない。
割と自己中だし(・ω・;)感情に流されやすいし(・ω・;)
この主人公、元教え子の元奥さん始め、登場するキャラクターの誰にも共感出来なかった。
ストーリは単純。
塾の教え子が東京へ進学した跡、消息を絶つ。主人公が東京で彼女を捜すうちに事件に巻き込まれ、それは皮肉にも過去学校を追放された自分自身の事件と絡み合ってくきて・・・。
絡み具合が偶然なのもねぇ。なんだかねぇ。
よくある展開、引き込まれる部分も特に無く。
ラストもねぇ、一応はハッピーエンドなのか?
ロマンちっくて言うか、ナルシストなのか、主人公の自己陶酔場面にただ寒いだけ(・ω・;)
多分、おたむの肌に合わなかったんだと思う。
☆ゼロ個で。
前に読んで最悪だった『素粒子』より評価が低いのは申し訳ないけど(・ω・;)