|
本とか映画とかソラマメな毎日
|
||
![]() 『13階段』by高野 和明 犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。だが手掛かりは、死刑囚の脳裏に甦った「階段」の記憶のみ。処刑までに残された時間はわずかしかない。二人は、無実の男の命を救うことができるのか。江戸川乱歩賞史上に燦然と輝く傑作長編。 ★★★★☆byおたむ 再読なのだが。 面白ぉぉぉぉぉいッ(≧ω≦)凄い面白いッ(≧ω≦) てか。『白夜行』とか、この死刑囚がどーのとか、本当おたむって暗いの好きなんだよなぁ(・ω・;) 前科を負い仮釈放となった青年三上と、刑務官南郷は、死刑囚の冤罪を晴らすための調査に臨む。三上、南郷共、調査対象である死刑囚とは個人的な繋がりは何ももない。ふとした切っ掛けから調査を引き受けた二人だが、いつしかその調査は、単に“ある死刑囚を助ける”ことではなく、それぞれが抱える心の傷を清算すると言う意味を持つこととなる。 もちろんミステリーとしてもかなり面白い!! え゛ぇ〜!?どゆことなんだコレ??的な場面がいくつか楽しめるし。 真犯人は一体誰なんだぁ〜って、結構終わり近くまで妄想出来るし。 普通の推理小説として十分面白いけど、やっぱこの小説のポイントは色んな社会的テーマが散りばめられてるとこだろな。 冤罪が生まれうる司法制度、賛否議論し続けられるなか実際に機能している死刑制度、本来は更生を目的としているはずの服役というシステムの実態、犯罪被害者の過酷な現実。 うっすら上辺だけ見てた知らない世界が次々展開してかなりショッキング(☆ω☆)!! 死刑執行の描写なんてリアル過ぎて(+ω+;)ヤバイ(+ω+;) 信じられない大きな犯罪がニュースで伝えられない日はない現代、聞き慣れすぎて無期懲役だの死刑求刑だの無意識のうちに他人事だもんねぇ。 無期懲役と死刑の違いを考えたことさえないかも。 狭い暗い部屋で一切自由を与えられずに一生を終えるなら(実際には無期懲役でも平均14年くらいで社会復帰できるらしい)、生きてる意味あるのかなぁなんてバチ当たりな感覚でいましたが。 執行を告げられる瞬間を待つ恐怖は想像を絶するものなんだろう。 そもそもそういった制度の根底にある、悪を前にした時の報復という人間の欲求を認めた、人が人を裁くシステム自体の正否と矛盾。 考え出すと重すぎ(・ω・;)深すぎ(・ω・;) この小説のいいのは、重い・深い・暗いの三重苦なテーマが主張し過ぎてないところ。 ミステリーとしてちゃんと面白く読めるから、三重苦の蟻地獄にはまってどんよりイヤな気分になるって危険性が少ないのだ! その辺のバランスはなかなか秀逸じゃないかしら。 そうは言っても暗いのは間違いないけどね(・ω・;) そう言えば映画になってたなぁ。観てないけど。 主人公三上が反町で、刑務官南郷が山崎努って・・・・ 明らかにミスキャスティングだと思われる(・ω・;) * コメント *
読んだよ〜。
ほんとこれは面白かった!! まきんこママ!!
一回目読んだ時は確か、本当止められなくて朝までコースだったよ(・ω・;) これが江戸川乱歩賞取った時の選考委員の中に、宮部みゆき氏もいたらしくて、最後の解説が彼女なの。絶賛してたわ。 http://autumns.blog78.fc2.com/tb.php/326-ddde7c88 * トラックバック *
|
||