
『手紙』by東野 圭吾
強盗殺人の罪で服役中の兄、剛志。弟・直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く…。しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。人の絆とは何か。いつか罪は償えるのだろうか。犯罪加害者の家族を真正面から描き切り、感動を呼んだ不朽の名作。
★★★★☆byおたむ
・・・・・「正々堂々としていればいいなんてのは間違いだってことにさ。それは自分たちを納得させているだけだ。本当は、もっと苦しい道を選ばなきゃいけなかったんだ」・・・・・
うーん。余韻が深い(−ω−;)
重いテーマだねぇ。切ないねぇ。
単に犯罪加害者の家族を描いたってだけじゃなくて。
社会に負けない、世間から逃げないって頑張ってきた挙句に、主人公は辛い選択をする。
正々堂々生きようとすることが、自己満足とは思わない。
一番苦しい道を選ぶことが、正解とも思わない。
けど、社会が主人公を拒絶するのは、やっぱり仕方のないことだと思う。
拒絶の理由が主人公自身にあるかどうかなんて関係なく、社会はそうすると思う。
特別深い繋がりでもない限り、おたむもそっち側の人間だと思う。
でもね、イマジン好きだよ。
幻でも何でも、そうだったらいいなぁーって本気で思うもん。
結構グサッと来た一冊でした。
ちなみに途中ちょっと間延びしてる感が。マイナス1☆