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半落ち
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『半落ち』by横山 秀夫
 
「妻を殺しました」。現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。動機も経過も素直に明かす梶だが、殺害から自首までの二日間の行動だけは頑として語ろうとしない。梶が完全に“落ち”ないのはなぜなのか、その胸に秘めている想いとは―。日本中が震えた、ベストセラー作家の代表作。
 
★★★★☆byおたむ
一気ィィィィ(≧ω≦)!!!!!
途中で止められない。まぢで。
映画観てないけど・・・観てなくて良かったぁ。
最後まで謎をキープしつつ、テンポもダレずに、久々にノンストップ。
お家で文庫禁のマイルールをあっさり破っちまった(・ω・;)
 
アルツハイマーに侵された妻を殺害した警察官が自首してきた後、彼に関わることになった者達-取調べを行った警察官、同じく検察官、記者、弁護士、裁判官、刑務官-のそれぞれの立場から彼を見る目で描かれる。
それぞれが属する組織の思惑も絡み合い、純粋に彼と対峙することも叶わず、ただ共通して、妻殺しの主人公に惹かれるものを感じとる彼ら。
 
年齢的にも職位的にも、‘いい歳のおっさん’ばかりが登場してくる。それぞれが仕事に対して、またプライベートでも問題を抱えながら生きていて。
そういう混沌とした背景の中描かれるストーリーなのに、なんだろねぇ、ファンタジーを読んだ後みたいなこの読後感は。
その道では一目置かれてるような‘いい歳のおっさん’達が、主人公に心を奪われる理由が、アリバイとか物とか言う事実ではなくて、主人公の澄んだ目をみて真実が隠されてることを悟るあたりなんて、現実にはありそうでなさそうで。あってほしいなぁ。
自殺を覚悟しているであろうと思われる主人公の決心をどうにか変えようと、独自に捜査を続ける警察官は、完全に職務を離れて自分の意思によって行動する。それを打ち明けられた刑務官も、結局は警察官に賛同して規則を破ってまで主人公との対面の場を作ってしまう。
お互いに同じくらいの年齢で、皆が公私に大なり小なり問題を抱えていて、戦士みたいな同士みたいな、そんな感覚なのかな。
もちろん戦士になるには、ちゃんと努力してなきゃいけないわけで。
登場する‘おっさん’達は、組織の重圧に負けちゃうことはあっても正義とか大事なもの忘れずにちゃんと苦しんでるからね。
かなり素敵なのよ、そういう感じ。
 
アルツハイマーの病人を抱えた家族の苦悩っていうテーマはよくあるけど、ここではそれは一部として描かれてるので、そこのバランスも新鮮に感じたし。
ラストはジィィイィィィンと来る来る(TωT)要注意(TωT)
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09/18 23:47 | BOOOKS! | CM:2 | TB:0
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