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エル・スール
★★★★☆byおたむ
 
言いたいことが何でも言えるのは素晴らしいことさ。

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原題☆EL SUR
製作☆1982年☆スペイン/フランス
監督☆ヴィクトル・エリセ
出演☆オメロ・アントヌッティ☆ソンソレス・アラングーレン☆イシアル・ボリャン☆オーロール・クレマン
 
物語☆夜明け、名画の風格をたたえた深い陰影と濃密な時間に、失踪した父を思うエストレリャの瞳が浮かびあがる。エル・スールとは、南。名優アントヌッティが演じる父には、故郷アンダルシアを捨てて北のバスクに来た、秘められた過去があった・・・。美しさ限りない映像で、エンエルムンドで踊る父と娘の場面など、惜しげもなく名シーンをくりひろげる。
 
☆1983年シカゴ国際映画祭グランプリ(ゴールド・ヒューゴー賞)

アナちゃんがいなくても美しい映画だった!!
スペインてもっと明るいイメージだったけど・・・『ミツバチのささやき』同様、全編に渡り暗いトーンの本作。フラメンコだの闘牛だの世界遺産建築物などなど、日本人的スパニッシュなイメージからかけ離れている。のだが、欝な雰囲気が何とも絵画的で恐ろしく美しい。
 
『ミツバチのささやき』でも大人達のどんより落ちてる表情は印象的だったが、本作では欝を越えて病んでるお父さんが登場(・ω・;)彼の中の闇は何故生まれたのか、また逃れられなかったのか。劇中ダイレクトに語られるわけではないが、スペインの内戦による影響があるらしい。この辺色々事前に調べておけば、もっと楽しめたかも。意味深なシーンが多くて。
 
アナちゃんが大人への階段第1歩目だとすると、本作のエストレリャは第2歩目くらいかな。第1次反抗期と第2次反抗期??更に社会に近づく為に、経験しなくてはならない試練。
父も母も自分の親である前に一人の人間であることを知り、自分の知らない歴史や秘密があることを知り、愕然として、今までのように無邪気でいられなくなる。そんな少女の密やかな葛藤が瑞々しく綴られている。
 
主人公エストレリャは、父親に対して絶対的な信頼感と憧れを持っていて、母親の事はもちろん好きだが「毎日一緒にいたが特別な思い出はない」と言う。父の中に自分の知らない一面を発見した彼女は、次第に父に対して距離を感じるようになる。父の闇は根が深く結局自殺してしまうのだが、エストレリャが父が拒絶してきた故郷へと旅立つラストは全力で好感(*´ω`*)スクリーンでは南(父の故郷)は一度も出てこなかったのもイイね。
 
切なくて美しくて最後はちゃんと希望が残る作品。こういう余韻好きだな。
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10/08 23:39 | MOOOVIES | CM:0 | TB:0
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